収録曲・アーティスト紹介

“GROOVY SAUCE COLLECTION
'05 AUTUMN / WINTER”
produced by Takeshi Nakatsuka

A1  THE LOWBROWS
 "Sweet Dreams (Are Made Of This) "
A2 Kentaro Ishigaki
 "Miss Solitair "
A3 Shiho Fujisawa feat. Pecombo
 "Les Musician "
B1 Shigeru Iwaya
 "you'll be all right "
B2 Shiho Fujisawa
 "Thing in there "

・試聴はDelicatessen RecordingsのHPへ
A1 Sweet Dreams (Are Made Of This) / THE LOWBROWS

 Eurythmicsの名曲「Sweet Dreams」が、凄まじい迫力のエレクトロチューンに蘇った!極限までウーハーを轟かせるベースとワイルドに切り刻むchakiのギター、謎の女ヴォーカルGoldenladyのムーディーな歌声を縫うようにうねり狂うシンセ、80年代をヴィヴィッドに彩ったあの曲をこんなにも斬新で過激な装いにさせてしまうとは!何事か新しいことを起こしそうな予感のヤヴァイ2人組・THE LOWBROWS!chaki、岡田恵美の二人はche sa mossaとしても11/9に「rhythmication」をリリースしたばかり。彼らの飽くなき音楽への探求心が爆発するのも時間の問題!

<THE LOWBROWS>
ひたすら無垢にノスタルジアとロマネスクを追求し、移ろいゆく時代の心を捉える媚薬となるべく始動したカラフルな魅力溢れるポップユニット。


A2 Miss Solitair / Kentaro Ishigaki

 間違いなく変態が作った音楽です!変則的なドラムワーク、クリッカブルに執拗に繰り返される仕掛け、感情があるのかないのか分からないラップ、突如登場するエレキギターと、ある種のフェチを感じずにはいられない強烈ブレイクビーツ!それもそのはず、変態音楽集団QYPTHONEの変態部門担当:石垣健太郎(オレ)のソロデビュー作!川西卓の超絶スクラッチプレイも必聴!

<石垣健太郎>
斬新かつ歌心のある音楽を愛し、ギター、ベース、MPCなど、メロディアスでグルーヴィーな楽器演奏技術はもちろんのこと、近年、独特な視点から楽曲制作も手がけ、音楽シーンに一石を投じる。またQYPTHONEのメンバーとしても国内外を問わず活動中。


A3 Les Musician / Shiho Fujisawa feat. Pecombo


 





 ダンス中枢に直結するグルーヴメイキングでは他の追随を許さない藤澤志保。そこへ超絶コーラスシンジケートPecomboが絡んできたらもう怖いもの無し!ビッグバンドの導入から強烈なキックのラテングルーヴに乗せて、脳がとろけそうなほど明るいシャバダバスキャットが踊る!痛快さが信条の二者のコラボレートで痛快さの倍率ドン、さらに倍!思わずウッシッシと笑ってしまう楽しさ満点の音楽が出来上がりました!確かな実力に裏打ちされたコメディータッチのアッパーカーニバルナンバー!愉快でキュート、でもどこか怪しげ、そして往年の教育委員会非推薦テレビ番組「11PM」のようなギリギリのお色気を感じさせる曲です。ウッシッシ!

<藤澤志保>
青山fai、渋谷organ barなどでのDJ活動を経て、2004年リリース『GROOVY SAUCE COLLECTION '04 S/S』にてデビュー。類い稀な音楽センスと女の子ならではの感性によって生み出される独自の世界が話題に。最近ではオリジナルの楽曲制作も展開し、そのメロディメイカーとしての才能も実証した。大胆でありながらも繊細な楽曲の数々に惹き付けられたミュージシャンも多く、宇田川町界隈でもっとも注目されているDJの一人。

<Pecombo>
男女混声5人組のワールド*スキャット=コーラス*グループ。2002年結成。ブラジル音楽・ジャズ・ヨーロッパ映画音楽等のお洒落音楽をベースにラテン・カリブ・アフロ・アジア等々世界の様々な音楽の要素を加え、21世紀のトウキョウ発ならではのワールドワイドなスキャット=コーラス・サウンドに仕立て上げていく。日本語やスキャットを絡めながら小粋に綴られる、元気でおしゃれでハッピーなコーラスにみんな思わずウキウキ!
2006年1月1日、待望の1st Album CD「tempo feliz」をリリース

B1 you'll be all right / Shigeru Iwaya

 超泣き、超キャッチーなメロディーに巧みなコードワーク、感情の盛り上がりに合わせて上下するフィルター使いなど、数々のスタジオワークで培われた音楽への愛情が注ぎ込まれた珠玉のポップハウス!トリッキーな仕掛けもふんだんに使いながらもあくまでポップにメロディアスに響かせる構成力に脱帽!そして全編ヴォコーダーの歌声がなぜこんなに哀愁を漂わせるのでしょうか!これこそ人間と機械の気持ちがよく分かる男・岩谷茂の独壇場!彼は愛するMacintoshをスリープさせる時に子守歌を歌ってあげるそうです。

<岩谷茂>
エレクトロニカ、テクノの手法を巧みに駆使しつつ、あくまでエレガントにポップに彩られた楽曲制作を信条とする。既に数多くのレコーディングワーク参加し、そこに裏打ちされた高い音楽的ポテンシャルに対し、各方面からの熱い期待が高まってきている気鋭のアーティスト。


B2 Thing in there / Shiho Fujisawa


 腰にグッと来るグルーヴメイキングにとどまらず、心にグッと来るメロディー、詞をも手がける藤澤志保。アルバム最後を飾るにふさわしい情感にあふれた作品です!深いリバーヴに覆われたピアノ、かき鳴らされる哀愁のギター、ヴォーカルの岡田響子によって切なくしっとりとしたトーンで歌われるメロディー、フロア全体が「泣きながら踊る」こと必至のダンスチューン!楽器も歌も、いずれもが志保の心に渦巻く想いを表現しているのです。志保は泣いているのでしょうか、悩んでいるのでしょうか、はたまたやらしいことを考えているのでしょうか?…あ、この曲を聴いていたらつい情感がこもってしまいましたよ!