2006Korea

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 2月21日(火)

午後、DMB局へ。「W」という韓国の男性3人組アーティストがディスクジョッキーを務めるラジオ番組の収録を行う。インタビューやラジオ収録の際、僕は泉ちゃんとタケシの二人に99%ほど喋らせることに専念するため大変忙しい。同じ3人組ということもあって、共通する人間関係なども語り合ったりした。「喧嘩はしますか?」との質問に「いつも泉とタケシが大げんかをして、僕が全力で止めます。」と答えると、「じゃあ僕と同じ役回りですね。大変ですね。」と、Wのメンバー二人に99%ほど喋らせるため大変忙しそうな一人が同情してくれた。
3人組は一見バランスが良いように見えるが、そのバランスを保つには「第三の男」の絶大なる努力が必要なのである。レッツゴー三匹の長作、ダチョウ倶楽部の寺門ちゃんを見ればその重要性がよくわかる。飴玉が2個落ちていたら僕は絶大なる努力で自分の欲望を断ち切って泉ちゃんとタケシに分け与え、嬉々として飴玉をしゃぶる二人を目を細めて眺めるだろう。そういう目の細さが、第三の男には求められているのである。(私の目も当然細い。写真参照。)

ホテルに戻るため車で移動。
ソウルの街並みは東京とほとんど同じ印象である。歩いたり車に乗っていて、歌舞伎町や青山といった東京のどこかの街にいるかのような錯覚を味わうことが多い。車が右側通行、看板がハングルで全然読めないことを認知してようやくソウルにいることに気づくのである。
日本語と韓国語の文法が似ているという利点からか、日本語を話せる人が多い。しかし文法は似ているものの「発声法が全然違う」とはタケシの考察だ。町を歩いているとよく「アシマッサージー」とマッサージ屋のおっさんが声をかけてくるのだが、確かに、その声の響きは異様に良い。韓国の人が話している声はよく通り、ぼそぼそくちゃくちゃ話す日本語とは全然発声が違うようだ。
キキー!!
っと、突然車は急ブレーキ。道路の右のレーンのバスが突如僕らの車の前に割り込んで来てぶつかりそうになる。ギリギリ止まったが、車体の右側にコツンという軽い衝撃があった。ドライバーをしてくれているHappy Robotのスタッフは、右のウィンドウを下ろしてバスの運転手に向かい「○×#×?!!」と何か文句を言っている。助手席の女の子のスタッフが取りなすが、彼の怒りは収まらないようで更にまくしたて、思い切りハンドルを左に切ると「ガリガリガリ!」と車体をバスになすりつけながら発車。同行していた通訳のユウさんは「ああ、、今のは忘れて下さい。。」と僕らを気づかっていたが、タケシはこういう場面は血が騒ぐようで逆に楽しそうだった。
こういうアツくなる感じもまた日本人とは違い、さすが辛いものを常に食べている国民だと感じた。では一体タケシはどこの国の人なのだろう。

韓国へ来て辛いものをずっと食べてきたが、僕らの肛門もだいぶアツくなって来ているので、そろそろ肛門に優しいものを食べたい。というわけで今晩の夕食はサムゲタン。ご飯や高麗人参他色々な食材を中に詰めた鶏肉が浮かぶ塩味のスープだ。これで明日のテレビ収録ライブも万全だ。今日も辛いものを食べてしまったら、あやうく全国視聴者から「キップソーン、アツいパフォーマンスだった。肛門のあたりが特に。」と話題殺到になるところであった。



DMB局のロビー。


収録開始です。


ほら二人もっと喋って!
(僕の前にははなからマイクはありません。)


「W」の皆さんと。一番手前の赤い服の人が僕と同じ境遇の人。
お互い頑張ろう!


毎夜ミョンドンに繰り出します。


イシイのハンバーグのような香りに誘われて思わずゲット。
味もまさにイシイのハンバーグ。
つまりサイコーってことよ、サイコー。


今日もカンパ〜イ。


こちらがサムゲタン。参鶏湯と書きます。
高麗人参と鶏肉のスープということですね。


人の食い物が気になっているタケシ


街は夜遅くまで盛り上がってます。
こちらは街頭の特設ステージで踊るダンスグループ。



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